MAN会報
烟霞浪曼以後

きだただす(当会会報初代編集長)


朝すでに晩夏の光死ねば到る

扇風機廻って停まって切々と

五月うつくし酔っぱらう友といて

春眠のなかにをり丸をかく

あゝ鵙の空休む間もなく生きたり

咳いてをりそのうちになくならん

炎天の中にいる横顔を向け

うづくまりいるなり寒き鏡中に

日のあるうちはすこしみだらに薄暑かな

指さきにのこりいる香よ稲光


合同句集「風象」ょり


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