MAN会報
もの忘れとの戦い
理事 高峯 秀樹

 この10月13日に満82歳を迎えました。宮武明彦先生の診断と薬の処方で朝と晩に多種類の薬を服用しているが、身体に合いお蔭で調子が良い。歯も27本あり、両眼も緑内障の手術後の経過が順調で、眼圧は14前後で推移している。運動は1日の歩数が1万歩。朝夕マンション周辺を散策する他、ほとんど毎日を梅田の阪急グランドビル19階にある会員制クラブ「関西文化サロン」へ出掛けて憩いの場として利用すると共に、ここを拠点として広く周辺を訪れる。
 このように穏やかな暮らしをしている時、突然物忘れ減少に襲われた。顔・地名・物など視覚では正確に対象を捉えているが名前や固有名詞が出てこない。こんな時に医療ボランティアをお手伝いして学んだ知識が役に立つ。「もの忘れをしたら、その時その時点でとことん思い出す努力をすること!」すると、兆候が始めの頃だと100%回復する。この作業をせずに放置すると認知症になる。
 その時、私は今後に起こるもの忘れを心配するより逆に、記憶力を高めてみようと思った。その切っ掛けは平成元年に「元気で長生き」をスローガンに始めた右脳俳句である。右脳はイメージ、左脳は理屈を司る。上手い俳句を作ろうとすると左脳で頭をひねる事になる。大人の考えることはあまり差がないので似たものが出来る。右脳を使うと誰もが見方や感じ方が違い、その差が個性的な表現となる。右脳を活性化すると元気になる事は定説化されている。そこで右脳を使った難しい記憶力の挑戦を始めた。すべてを脳にイラスト化してイメージで覚えるのである。一つは英単語12000語の記憶、もう一つは、俳句の季語5300と膨大13200語の記憶である。
 これらの事は来年1月に関西日本サイ科学会の講演の「脳の活用で手相が変わる」で触れてみたい。


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