MAN会報
生きている事を楽しむ
三上 一夫

 私はこの七月に満八十二才になった。毎日元気で生きている事が楽しい。子供の頃から風邪を引きやすく、扁桃腺が腫れるのが持病だった。宮武先生のお世話になって、十年前からその持病がなくなって、毎日元気である。
 毎朝7時頃起床、まず冷水をコップ一杯飲み、散歩に出かける。静かな住宅街を約二千歩(1.3キロ)散歩し、帰宅したら先ず野菜ジュースを飲み、朝食である。茶碗に半分のご飯にちりめん山椒を添え、焼き海苔で包んで食べる。キムチを細かく刻んで混ぜた納豆、梅干し1個、梅肉に漬けたニンニクが数粒、ほうれん草のお浸し、さらしタマネギが副食である。
 昼食は十二時頃、各種の麺類かサンドウィッチと牛乳、バナナとヨーグルト、サラダを少し。夕食は七時頃、魚中心でステーキや焼き肉は食べない。旬の野菜を様々な方法で調理し、みそ汁は具だくさん。時々外食する。イタリア料理が好きだ。煙草は吸わないし、アルコールも飲まない。
 私は学生時代から歴史・旅行・クラシック音楽が好きである。歴史は、日本は勿論ヨーロッパ諸国と中国が中心で、歴史上の事件の詳細より、歴史の流れの変化を辿るのに興味がある。若い頃の出張を含め、海外旅行は百回近くになり、海外旅行記も三冊書いた。各地の歴史の軌跡を心身で感じたくて、目的地を決める事が多い。旅行前に簡単にその地の歴史と地図を頭に入れておく。旅先での美術館と音楽会を日程に入れる。そして出来るだけ歩いて街中を廻る。
 帰国したら、旅行した地方の簡単な歴史と美術・建築物・音楽などについて触れた旅行記を書き、できるだけ多数の写真を挿入する。旅行記を書き終わらないと、私の旅行は終わらない習慣になってしまった。最近は国内旅行が多い。
 パソコンは十五年ほど前から始め、マックの最新のノートパソコンを使っている。この作業に没頭している時が楽しく、生きている事を実感している。
 オペラやピアノなどの演奏会、文楽も好きで、その仲間との会合が又嬉しい。生きて、生きて、生きて、お世話になった人々に感謝する毎日である。


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