MAN会報
ピロリ菌

理事 大和 健

 昨年11月宮武先生の紹介で、小畠クリニック(大阪市中央区東心斎橋2-5-27)にて胃カメラによる検診を受けました。その結果、ピロリ菌の測定値が12U/ml(10U/ml以上は陽性)でピロリ菌に感染している事が判明しました。 ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こす事が確認されていますが、ほとんどの人は自覚症状がありません。ピロリ菌は胃の内部に住み着いて、慢性胃炎・十二指腸潰瘍を引き起こし、胃がんの主因であることも突き止められています。胃炎の段階でピロリ菌を取り除く事は、極めて有効な胃がん防止策になります。
 ピロリ菌に感染するのは、口を介した感染が大部分であり、感染率は乳幼児期の衛生環境と関連しており、上下水道が十分普及していなかった世代の人は高い感染率となっています。感染予防は良く解っていませんが、上下水道が完備されていなかった時代に生まれた団塊の世代以前の人で80%前後と高く、若い世代ほど感染率が低くなり、衛生環境が整った現代では感染率は著しく低下しており、あまり神経質になることはないようです。
 そこで、私のピロリ菌の除菌法はランサップ(アモキシリン・クラリスロマイシン・PPT)という除菌剤を朝・夕、食後1週間服用し、1ヵ月後今度は違う検査法の尿素呼気テストを行い、測定値2.7(基準値2.5未満が陰性)で陽性。 再度ランサップ(アモキシリン・トロニダゾール・PPT)朝・夕食後1週間服用しました。1ヵ月後尿素呼気テストを実施、測定値が0.6まで低下し除菌が成功しました。 私は今回の結果から、会員さんや、宮武内科に通院する患者さんは先生と相談してピロリ菌の検査を是非受診することをお勧めします。


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