MAN会報
御堂筋アズマネットワーク主催
「第44回勉強会」開催
乳がん・前立腺がんの専門ドクターが講演


理事 藤川 儀夫

 秋晴の2012年10月6日(土)に、恒例の御堂筋アズマネットワーク主催、医療法人宮武内科後援による第44回勉強会が大阪大学中之島センター佐治記念ホールにおいて開催されました。当日は三連休の初日にも関わらず、118名の方に参加いただき、素晴らしい勉強会を開催することができました。開会に先立ち、高峯秀樹事務局長より御堂筋アズマネットワークがこの10月25日に設立15年を迎える旨の報告がなされ、その後、満90歳を迎えられても益々お元気な上嶋幹子理事長のご挨拶、ならびに、宮武明彦先生より多数出席いただいたことに対する謝辞があり、今回は男女それぞれに関心の深い「がん」をテーマにしたとの説明がありました。

 講演1は大阪府立成人病センター、乳腺内分泌外科 玉木康博部長による「最新の乳がん治療」であり、座長は滋賀県立大学 名誉教授 藤田きみゑ先生が勤められました。
 講演2は、「去勢抵抗性前立腺がんに対する治療戦略」という題目にて、大阪大学医学部付属病院 泌尿生殖科教授である野々村祝夫先生がお話しされ、宮武内科院長 宮武明彦先生が座長を務められました。
 講演開始にあたり、座長を務められた両先生から各講師の略歴が披露され、その後、講演が始まりました。玉木先生のお話は、乳がんの予防対策として自己管理や検診を30歳過ぎたら行うのが望ましく、早期発見・早期治療が予後を良好にすること、アルコールを多飲する女性に乳がんの罹患率が高いこと、男性にも乳がんが発症すること、そして、最新の治療法に関するお話しなどでありました。

 2番目に講演いただいた野々村先生は、ホルモン研究の第一人者であり、今回の内容は高度な医療内容のお話でした。それによれば、前立腺がんの発症率は5倍の勢いで増加しており(2010年統計)、骨に転移しやすいという性格を有しているとの恐ろしい説明の後に、最新の前立腺がんの治療方法として、第一段階にホルモン療法、第二段階にDocetaxelなどの抗がん剤療法、第三段階の2nd Line化学療法、そして、第四段階に分子標的治療の四段階があると説明され、私なりに医療の進展に敬意を表し安堵致しました。
 両先生のお話は、先端医療にかかわる専門的で難解なところもありましたが、豊富な分析データやイラストレーション等で分かりやすく説明されたため、聴衆の皆様は熱心に傾聴されました。そのような訳で、午後2時に開始された勉強会は、熱の入った質疑応答にて時間が不足するほどであり、午後5時前に終了しました。
 最後になりましたが、当勉強会の開催に当たり、会場の設営、照明、音響対策等の事前準備作業にご協力いただきました製薬会社各位、らん薬局の皆様、大阪大学中之島センター関係者、さらに、裏方としてのNPO法人理事、幹事の皆様など、当日の勉強会の運営推進にお力添えいただきました皆様に、本誌をお借りして厚くお礼申し上げます。
 NPO法人御堂筋アズマネットワーク」はNPO本来の役割に徹し、これからも頑張って参りますので、皆様方の一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申しあげます。


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