MAN会報
みなさまに感謝を込めて

理事 宮武 明彦

 今年2010年は、NPO法人御堂筋アズマ・ネットワーク認証10周年、御堂筋アズマ・ネットワーク・宮武内科共催勉強会第40回、さらに、宮武内科開業20周年、そして、私の医師免許取得後40年に当たります。
 御堂筋アズマ・ネットワークがNPO法人10周年という節目を迎えられたのは、上嶋幹子理事長をはじめとして、高峯秀樹事務局長、大和 健、堀内道男、松本光津子各理事、井上敬子、今中一江、塩原詠子幹事、藤川儀夫監事ならびに御堂筋アズマ・ネットワーク会員の皆様、また、いつもこの紙面に執筆協力をいただいている理事の津田禎三先生、鳥居義昭先生、小塚雄民先生、笠山宗正先生、玉利真由美先生、吉富康二、小森恭彦理事、また、勉強会開催時に運営、進行を担当していただく各製薬会社MRの方々のご支援(グラクソスミスクライン、アストラゼネカ、大日本住友製薬、万有製薬、アステラス製薬、小野薬品工業、帝人ファーマ、シェーリングプラウ、大塚製薬、杏林製薬、エーザイ、ノバルティスファーマ、ベーリンガー、ファイザー、三菱ウェルファーマ、キッセイ薬品工業、第一三共、アルフレッサ)等、数多くの皆様のご協力とご尽力の賜と厚く御礼申し上げます。
 また、宮武内科開業以来20年にわたり大過なく私が診療できたのは、ひとえにスタッフの皆様、先輩・後輩の諸先生方、特に、小塚雄民先生、長坂行雄先生、笠山宗正先生ならびに森本靖彦先生のご助言とご指導、私の伴侶である藤田きみゑの応援、また、病診連携でいつも快く入院患者さんをお引き受けいただいている北野病院、大阪府立呼吸器アレルギー医療センター、NTT西日本大阪病院、日生病院、愛染橋病院、近畿大学医学部堺病院、さらに紹介患者さんがいつもお世話になる大阪厚生年金病院整形外科、大手前病院循環器内科、大阪鉄道病院消化器内科、大阪警察病院放射線科、大阪大学整形外科、昭和大学医学部呼吸器アレルギー内科等の医療機関のご協力、加えて、多くの喘息患者さんをご紹介いただいた王内科胃腸科、笹岡クリニック、横山耳鼻咽喉科、早川クリニック、高階医院、東迎クリニックなどの先生方のお陰と、この紙面をお借りして関係者各位に心より感謝申し上げます。
 振り返りますと、28年前に私が大阪大学第三内科から大阪府立羽曳野病院へ赴任する際に、当時、大阪大学総長であった私の恩師、山村雄一教授が「宮武君、医者は一生勉強だよ」とお話しされたその言葉が、その後の私の医者としてのスタイルを決定したように思います。実際にこの時から、多忙な開業の傍ら、診療で得られた知見を多くの医療従事者に発信することにより、医学の進歩の一翼を担うという決意にて、毎年必ず日本アレルギー学会にて発表を行う。また、可能な限り年1回、国際学会で発表するという目標を掲げました。
 開業以降、2009年11月までの約19年間における学会、研究会発表総数は100を超え、その内、日本アレルギー学会での発表数は共同研究も含め64演題でした。この数は春・秋各アレルギー学会への発表を年間3-4演題ずつ行ったことになります。また、国際学会への発表演題数は16題でした。これら学会発表の年度と演題名を下記に載せました。しかしながら、これら発表は到底、私一人の力でなし得たものでなく、多くの共同研究者である先生方、露口泉夫、長坂行雄、笠山宗正、玉利真由美、種村麻里、大月道夫、古賀正史、谷口正実、下田照文、中野直子、林田道昭、土居 悟、荻野 敏、橋本 淳、花本澄夫、森本靖彦、鈴木康夫(敬称略)のご協力とご指導によるものであります。ここに感謝を込めて先生方のお名前を供覧いたしました。
 また、数年にわたり故清水 章教授の招聘にて大阪医科大学非常勤講師を、本間研一教授の招聘により北海道大学医学部非常勤講師として、医学部学生の教育にも携わらせていただきました。開業以来、理念を掲げて外部への発信に邁進して参りましたが、来年は私も65歳という節目の年を迎えます。これを契機として、さらに患者の皆様のお役に立つ医療とはどのようにあるべきかを考慮中であります。これからも、今までと変わらぬご指導、ご鞭撻をお願いいたしますとともに、皆様方のご多幸をお祈り申し上げます。


開業以降(1991年10月1日)の
日本アレルギー学会発表リスト
1) 1993年 ; 気管支喘息患者が自覚する呼吸困難感の客観的評価
       について
2) 1995年 ; β-methasone製剤投与中の気管支喘息患者の副腎皮質機能
       について
3) 1995年 ; 成人喘息患者の心理的背景 第1報:喫煙との関係について
4) 1996年 ; 咳嗽とACE阻害剤 −自験例を中心に−
5) 1996年 ; 成人喘息患者の心理的背景 −喘息と喫煙− 第2
6) 1997年 ; PEF継続可能な喘息患者の心理的背景
7) 1997年 ; 外来治療中の成人内因型気管支喘息患者における
        ピ−クフロ−(PEF)の変動と活性T細胞との関連性
8) 1997年 ; 気管支喘息患者の骨塩量に関する検討
9) 1997年 ; 成人気管支喘息患者における吸入指導の意義
10) 1998年 ; 閉経前・閉経後の気管支喘息患者の骨塩量に与える
       高容量ベクロメサゾン吸入量の影響
11) 1998年 ; 気管支喘息患者におけるペット飼育の実際
12) 1998年 ; 第5回喘息デ−のまとめ
13) 1998年 ; 外来治療中の成人気管支喘息患者における
       ピークフロー(PEF)モニターリングの有用性
        −活性化T細胞との関連性−
14) 1999年 ; 気管支喘息におけるペット飼育のアドバイス
15) 1999年 ; 第6回喘息デ−のまとめ
16) 1999年 ; 気管支喘息患者に対するフルチカゾン吸入の使用経験に
       ついて
       −特に副作用を中心に−
17) 2000年 ; 気管支喘息患者に対するFP (fluticasone propionate) 吸入の
       使用経験
       −特に臨床症状改善度を中心に−
18) 2000年 ; Near Death症例背景因子の検討
19) 2000年 ; 気管支喘息患者の喫煙とその心理的背景
20) 2001年 ; 初診気管支喘息患者に対する吸入ステロイド剤別
       コンプライアンスについて
21) 2001年 ; 喫煙気管支喘息患者に対する禁煙指導5年後の効果
22) 2002年 ; 気管支喘息に対するPranlukastの使用実態調査
23) 2002年 ; 成人気管支喘息患者に対するフルチカゾン・ディスクヘラ−
       (FP) 吸入コンプライアンスの検討
24) 2002年 ; 気管支喘息児に対する長期吸入ステロイド(ICS)療法 
      −特に身長発育について−
25) 2002年 ; 気管支ぜん息患者におけるIL-18遺伝子多型の解析
26) 2003年 ; ブデソナイド・タ−ビュヘイラ−(BUD) の
       吸入コンプライアンスの検討
27) 2003年 ; 吸入ステロイド(ICS)療法中の閉経後気管支喘息患者の
       骨塩量減少に及ぼすエチドロネ−トの効果
28) 2003年 ; 気管支喘息患者における聴力障害
29) 2003年 ; Budesonide turbuhalerの安全性について
30) 2003年 ; ICS治療中の閉経後気管支ぜん息患者の骨代謝に及ぼす
       アレンドロネートの効果
31) 2003年 ; クロモグリク酸ナトリウム (DSCG) の
       抗インフルエンザウイルス作用
32) 2003年 ; 気管支ぜん息患者における聴力障害 (第2報)
33) 2004年 ; 気管支喘息患者における高感度CRP (hs-CRP) 測定の意義
34) 2004年 ; ハムスター飼育経験のある気管支ぜん息患者の検討
35) 2004年 ; プライマリーケアーにおける吸入ステロイド(ICS)
       フルチカゾン(FP) の喘息エピソードに関する検討
36) 2004年 ; 成人気管支ぜん息におけるDSCGの位置付け
       −アンケート調査結果より−
37) 2004年 ; 全国大規模調査によるフルチカゾン(FP)投与前後の
       喘息エピソードの比較
38) 2004年 ; プライマリーケアーにおけるフルチカゾン(FP)の
       入院エピソードに関する検討
      ―医療経済的な視点から―
39) 2004年 ; ハムスター飼育が誘因の気管支喘息患者の臨床経過
       (第2報)
40) 2005年 ; 気道炎症の指標としての高感度CRP
41) 2005年 ; 初診気管支喘息患者に対するICS Early interventionのQOL
       評価
42) 2006年 ; 気管支喘息患者における動脈硬化とその臨床的特徴
43) 2006年 ; 重症持続型喘息における併用療法
       ―抗コリン薬を中心に―
44) 2006年 ; 日本人の小児喘息,成人喘息の感受性遺伝子
45) 2006年 ; C3遺伝子と気管支喘息との相関
46) 2006年 ; 吸入ステロイド(ISC)投与喘息患者の下垂体-副腎皮質機能
       :少量ACTH試験による評価.
47) 2007年 ; ICS投与中喘息患者における少量迅速ACTH試験と骨密度について.
48) 2007年 ; 高感度CRP(hs-CRP) の咳喘息と気管支喘息における炎症の
       指標としての有用性に関する検討
49) 2008年 ; HFA-ciclesonide吸入中止例の考察
50) 2008年 ; 気管支喘息成人再発症例の臨床的背景について
51) 2008年 ; ORMDL3の発現を調節する遺伝子多型と
       日本人小児気管支喘息の相関解析
52) 2008年 ; 遺伝子多型の解析方法について
53) 2008年 ; 気管支喘息と咳喘息の鑑別における呼気一酸化窒素濃度と
       血清高感度CRPのカットオフ値に関する 比較検討
54) 2008年 ; 成人初発喘息例と小児喘息成人再発例の臨床的背景に
       ついての 比較検討
55) 2008年 ; HFA-BDPとHFA-CIC使用喘息症例の中止理由の比較検討
56) 2009年 ; 中高齢者の喘息患者における吸気流速調査  第1報
57) 2009年 ; エアーコンディショニングと咳喘息
58) 2009年 ; 初診の咳喘息患者および気管支喘息患者の背景因子の
       比較検討
59) 2009年 ; IL-13遺伝子多型と気管支喘息との関連解析
60) 2009年 ; MMP13遺伝子の気管支喘息との相関と気道上皮における
       役割
61) 2009年 ; COPD患者における吸気流速調査-中高齢者吸気流速調査 第2報
62) 2009年 ; 成人喘息患者の受診動向について
63) 2009年 ; 小児喘息患者の受診動向について
64) 2009年 ; 日本人集団におけるアトピー性皮膚炎と乾癬のGWASの検証

開業以降(1991年10月1日)の
アレルギー関連国際学会発表リスト
1) Aspirin-induced asthma; A ten-year experience in an IRCU.
  October 13-18,1991 Kyoto, Japan.
2) Objective Assessment of Dyspnea Feeling in Asthmatics by Pulse Oximetry
 and Spirometry.
 June 26-July 1, 1994 Stockholm, Sweden.
3) Psychological Study on Smoking Asthmatics Patients
 −Why Do They Not Cease Smoking?−.
 April 24-27, 1996 Montpellier, France.
4) Effects of inhaled beclomethasone on bone density and metabolism in
 pre- and post-menopausal asthmatic women below sixty years of age.
 March 13-18, 1998 Washington D.C. U.S.A.
5) Usefulness of PEF monitoring in stable patients with asthma.
  July 3-7, 1999, Brussels, Belgium.
6) To investigate the untoward effect of fluticasone propionate administered
 by diskhaler in asthmatic patients.
 September 24-25, 1999, Sendai, Japan.
7) Effects of replacement of beclomethasone dipropionate (BDP) with
  fluticasone propionate (FP) on pulmonary function in stable asthmatic
 patients.
  October 2000, Sydney , Australia.
8) Adherence with two types of inhaled corticosteroids as a primary controller
 regimen in adult asthma patients.
9) Etidoronate Disodium Improves Reduced Bone Mineral Density in
 Postmenopausal Asthmatic Women Treated with Inhaled Corticosteroids.
 October 21-25, 2002 , Fukuoka, Japan
10) Long-term effects of inhaled corticosteroids on height in Japanese
  asthmatic children.
  June 12-16, 2004, Amsterdam, Netherlands.
11) High-Sensitivity C-Reactive Protein(hs-CRP) a Sensitive Marker for Clinical
 Effects of Inhaled. Corticosteroids on Patients with Bronchial asthma.
 May 20-25, 2005, San Diego, California, USA
12) A low-dose(1.0 mcg) rapid ACTH test and adrenal function in adult patients
 with bronchial asthma treated with inhaled corticosteroids.
 September 15-19, 2007, Stockholm, Sweden
13) Usefulness of high-sensitivity C-reactive protein as a marker of airway
  inflammation in cough variant and bronchial asthma.
 March 13-18, 2008 Philadelphia, U.S.A.
14) Reduced bone density in inhaled cortcosteroids treated asthmatic
 patients showing decreased cortisol response to low-dose ACTH test.
 October 4-8, 2008, Berlin, Germany
15) Serum high sensitivity C-reactive protein can distinguish cough-variant
 and bronchial asthma.
 October 4-8, 2008, Berlin, Germany
16) Clinical features of adult onset and child onset asthma in patients
 aged 21 to 35 years.
 September12-16, 2009, Vienna, Austria



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