MAN会報
不活着その三(まだ生きてるよ)

理事 小森 恭彦

 4月3日から4月25日迄、大連交通大学へ留学しました。ここはもう5回目で、顔見知りも多く、留学するにはとても便利な所です。
 私の留学生活を少し御紹介します。
 起床は6時頃、7時より大学付属のホテルレストランで朝食(お粥です。免費です。)をとり8時から12時迄授業に出席します。授業は「听力」「口語」「精読」の3課目。毎日そのうち2課目あります。
 クラスは会話班、入門班、初級1〜3班、中級1、2班、高級班の8クラスに分かれていて、自分の能力に合わせて自由に選べます。  生徒は主に日本人の老人と韓国人の若者ですが、まれに欧米人もいます。
韓国人は優秀で、特に発音では絶対に勝てません。
 それは韓国語の発音と中国語の発音がよく似ているからです。しかし近ウオンの価値が半分になったので、韓国人の数が以前と比べてめっきり減っています。授業はすべて中国語で行われます。私は放課後に3人の家庭教師(大学院生で美しい女性)と毎日1時間ずつ合計3時間の会話の練習をします。その合間に洗濯、買物、宿題、予習復習、夕食の準備等をして、NHKの衛星放送を見て12時頃に就寝します。
 これが1日のサイクルです。
 土曜、日曜は休みなので郊外へ出かけたり、友人と食事をしたりして過します。(門限は10時半)
 今回1年ぶりの大連で特に印象深かったのは日本の景気の悪さでした。
ある日、友人と去年よく行った日本料理店へ行きましたが、客は1人もいません。去年は日本人の溜まり場だったのに・・・。
そこを出て森ビルの裏の「日本人通り」の高級クラブ(駐在員御用達)へ行きましたが、通りにはまったく人が歩いていません。
 我々が歩いていると店から全部の小姐が出て来て我々をとり囲みました。
 すると隣からも続々と出てきます。その数ざっと25人以上。口々に「飲み放題4千円にするからうちに来て」と言いますが、隣はさらに「3千5百円で良いよ」と言います。引きずられる様に入るとそこにも客はいません。
 ママに聞くと日本の景気が悪いので駐在員はほとんど引き上げたとの事です。
 私は値段の安さと日本経済の調査と会話の練習の為に、延べ10回程あちこちのクラブへ行きましたが、どこも客はいませんでした。
 但し中国経済はそんなに悪くはありません。又、今回うれしかった事は3年前から欲しかった二胡が買えた事です。二胡の蛇の皮がワシントン条約にひっかかって日本に持ち込めなかったのですが、色々なつてを頼って今回購入し持ち帰れました。現地で13万円しましたが、日本では70万円以上すると二胡の先生に言われ大事に使用しています。
帰国して癌や緑内障の検査も無事終り、次の留学先を捜している所ですが、これも宮武先生をはじめ諸先生方のおかげと感謝しています。  謝々 再見

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