MAN会報
【理念、使命、協働、共生 感動】

幹事 山田 清之

■「台頭する社会貢献活動」
 いま2007年問題で、団塊世代700万人の定年後の在り方が、大きな社会問題になりつつあります。 なかでも、シニアの生きがいづくり、働く場としてのNPOに大方の注目が集まり、NPOで社会貢献活動(ボランティア活動)をしたいと願う人達が、急速に増えています。社会貢献や無償の活動に疎いと言はれてきた日本人社会が、大きく変わりつつある確証で、極めて喜ばしいことです。

■「NPOの由来と役割」
NPO法人は、1998年に成立した「特定非営利活動促進法」による市民による市民のための社会貢献の場として誕生したものです。そして、そこから、公益に寄与する「共生」や「協働」「男女共同参画」「生涯学習」という素晴らしい活動概念が生まれたのです。
 内閣府によると、施行後8年を経て、今年3月現在のNPO法人の数は、3万2千社を数え、ますますの増加が期待されます。しかし、日本の営利法人280万社からすると,わずか1%強ということで、企業社会では、まだまだの弱小の存在です。しかも、最近になって活動が停滞したり、解散したり、また犯罪の隠れ蓑として、認証の取り消しを受ける悪徳NPO法人も現れ、残念な限りです。それだけに一般企業同様、企業倫理であるコンプライアンス(法令順守)とかコーポレートガバナンス(組織の健全な意思決定や執行)が真摯に求められますし、NPO法人の運営や経営に関して 執行部の熟達した経営能力が問はれる所以です。

■「NPO運営のキーワード」
 NPOのミッション(使命)は、組織を通じて理念と信頼と感動のわだちを広げ、市民社会に貢献することです。NPO活動の基本は、理念と事業力だと思いますが、その運営のキーワードは「理念、信頼、共生、感動」です。そして会員が主体的に活動することで、自己実現出来ることが大切です。

■「NPOアズマネットワークに期待すること」
 私も、喘息に悩んだ一人ですが、よいドクターとの出会いが、どれだけ自分の人生にとって素晴らしいことかを体感しました。会員患者の人たちが、自分たちの組織「アズマネットワーク」の活動を通じて、医療という共通の営みを語り合い、励ましあい、治癒の喜びの共感のわだちを地域社会に広げていく事、それはNPOならではの使命であり、最たる役割だと確信します。「人はみな元気の海から生まれ、元気の海に還る」(作家、五木寛之)。元気で社会に生きることは、大河の一滴としての人間にとって最大の喜びです。アズマネットワークが、患者の親睦会から脱皮して、元気ずくりのための社会貢献団体として、大きく雄飛されることを切に願っています。
NPO法人日タイ交流推進機構理事

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