MAN会報
電話番号桁ずらし

顧問理事  小塚 雄民

   現在使用している携帯電話番号を他の携帯キャリアに移行しても使える番号ポータビリティ制度が平成18年10月から開始されました。 番号ポータビリティ制度について調べているうちに、 電話番号桁ずらしについて知る機会がありましたので、 紹介いたします。

1. 固定電話の電話番号
 初めの 「0」 は、 国内プレフィックスと呼ばれ、 国内通話を示す合図です。 これに続く市外局番は1〜5桁で、 地域ごとに総務省告示で規定しています。 市外局番の1桁目は北から南へいくにつれて数字が大きくなり、 札幌は11、 鹿児島は99です。 市外局番と市内局番の桁数は合わせて5桁 (一部地域では4桁) ですが、 電話番号を多く必要とする地域では市内局番の桁数が多くなっています。

2. 市外局番、 市内局番の変更方法
 最近、 市外、 市内局番の変更のため、 住所録を変更することがしばしばあります。 変更には2種類の方法が行われています。
■桁増による番号変更
 東京都では平成3年、 03地域の市内局番が3を加えて3桁から4桁になっています。 平成11年には大阪府・兵庫県の06地域の市内局番が6を加えて3桁から4桁になったことを覚えておられると思います。 宮武内科の市内局番も6212となりました。 これは桁増による番号変更と呼ばれるもので、 市内局番の数を約10倍にしたものです。
■桁ずらしによる番号変更
 桁増による番号変更は社会に与える影響が大きいため、 通常は市外局番の最後尾1桁を市内局番の頭に移行するやり方が取られています。
 堺市では0722―△△―□□□□が平成13年7月、 072−2△△―□□□□に変更され、 私の住んでいる箕面市では0727−△△―□□□□が平成14年11月、 072―7△△―□□□□に変更されました。 平成18年6月には八尾市、 奈良市などで同様の桁ずれによる番号変更がなされました。 全体の桁数が同じであれば電話番号が増加することは理論的にはないので、 なぜこのようなことをするのか疑問に思っていました。

3. 桁ずらしで市内局番が増加する理由
 1から始まる番号は緊急性、 公共性、 安全性の観点から重要な時や付加サービスに使用されているため、 市内局番の先頭には0または1を使用されていません。 緊急電話の110、 天気予報の177がその例です。 0、 1を使わない場合、 2桁の市内局番では、 20から99まで80通りの番号があります。 3桁になると市内局番の先頭だった数字が先頭でなくなるため0と1が使用でき、 その地域で使用できる電話番号の80万が100万と20万増加します。
例外は寝屋川の場合で、 以前の電話番号は0720−△△―□□□□でした。 1桁ずらしをすると市内局番の先頭が0となるため、 平成12年1月、 072−8△△―□□□□に変更されています。 大阪では1桁ずらしがなされていますが、 全国的には1桁ずらしだけではなく2桁、 3桁ずらしもみられます。
日野クリニック 皮膚科・アレルギー科

●もどる●