MAN会報

宮武内科勉強会の歩み

医療法人宮武内科 宮武明彦
御堂筋アズマネットワーク特別顧問医師

平成3年10月1日に大阪市中央区西心斎橋2−6−2大黒橋ビル2階にて宮武内科を開業いたしました。毎日の診療の中で気が付いたことは、患者さんの病気を少しでも効果的にコントロールするためには、単に医療を行うだけでなくて、患者教育にも力を注ぐべきであると考え、患者さん対象の第一回勉強会を、平成4年9月5日に大阪市おとしよりセンターで開催いたしました。
 勉強会は平成9年度までは、春、夏、秋の年3回のペースで実施いたしました。最初は気管支喘息関連のテーマを中心にプログラムを構成していましたが、患者さんに対するアンケート調査の結果を受けて、喘息以外の病気についても幅を広ろげて行うことにしました。現在のプログラムは気管支喘息関連1題と、代表的な内科系疾患について1題取り上げるように配慮しています。皆様方のお陰で平成11年10月30日までに合計19回の勉強会を開くことが出来ました。
●第一回:平成4年9月5日
     1)気管支喘息の基礎 
              大阪逓信病院副院長 五十嵐 敢
     2)吸入療法の有用性
           大阪府立羽曳野病院看護科 東 民子
     3)エアゾル吸入療法
                    宮武内科 宮武明彦
●第二回:平成5年3月13日
     1)肺の生理と喘息理学療法
         近畿大学医学部第4内科助教授 永坂行夫
     2)パルスオキシメータの有用性
                   宮武内科 宮武明彦
●第三回:平成5年6月5日
     1)慢性C型肝炎
         兵庫医医科大学第3内科助教授 波田寿一
     2)慢性肝炎自験例
                   宮武内科 宮武明彦
●第四回:平成5年8月28日
     1)小児気管支喘息自験例
                   宮武内科 宮武明彦
     2)小児気管支喘息について
            大阪府立病院小児科部長 林田道昭
●第五回:平成6年1月29日
     1)気管支喘息類似疾患について
        大阪府立羽曳野病院第4内科部長 越智規夫
     2)アスピリン喘息について
                   宮武内科 宮武明彦
●第六回:平成6年5月28日
     1)アトピー性皮膚炎について
            国立大阪病院皮膚科医長 小塚雄民
     2)アレルギー性鼻炎について
           大阪大学医学部耳鼻科講師 荻野 敏
●第七回:平成6年10月1日
     1)息切れについて
        大阪府立羽曳野病院呼吸器科部長 木村謙太郎
     2)喘息における呼吸困難感について
                   宮武内科 宮武明彦
●第八回:平成7年1月21日
     1)ステロイドホルモンについて
                愛染橋病院院長 森本靖彦
●第九回:平成7年6月17日
     1)糖尿病について
      順天堂大学医学部代謝内分泌講座教授 河盛隆造
     2)喘息のステロイド療法について
                   宮武内科 宮武明彦
●第十回:平成7年10月21日
     1)心因と喘息について
         滋賀県立大学看護短期大学教授 藤田きみゑ
     2)高脂血症について
        愛媛大学医学部臨床検査医学教授 竹内 望
●第十一回:平成8年2月24日
     1)喫煙と健康について
                   宮武内科 宮武明彦
     2)高血圧について
          大阪大学医学部第4内科教授 萩原俊夫
●第十二回:平成8年7月13日
     1)喘息管理予防・WHO指針について
                   宮武内科 宮武明彦
     2)老人性痴呆について
      大阪大学医学部神経内科学講座助教授 佐古田三郎
     3)ポジトロンCTからみた脳の加齢現象について
               核医学研究部教授 伊藤正敏
●第十三回:平成8年11月9日
     1)高血圧の薬による気管支喘息について
                   宮武内科 宮武明彦
     2)虚血性心疾患について
           三井記念病院心臓外科部長 須磨久善
●第十四回:平成9年3月1日
     1)喘息ガイドラインと患者会活動
              和歌山生協病院内科 久保 裕
     2)最近の気管支喘息の予防と治療について
           元富山医科薬科大学副学長 熊谷 朗
●第十五回:平成9年10月18日
     1)整形外科からみた骨粗鬆症について
           大阪厚生年金病院整形外科 橋本 淳
     2)内科からみた骨粗鬆症について
         大阪大学第3内科講師・医局長 笹山宗正
     3)気管支喘息患者からみた骨粗鬆症について
                   宮武内科 宮武明彦
●第十六回:平成10年3月28日
     1)気管支喘息の吸入療法について
                   宮武内科 宮武明彦
     2)ヘリコバクター・ピロリ感染−胃炎から胃癌へ−
         大阪大学医学部第2内科助教授 篠村恭久
●第十七回:平成10年10月31日
     1)生活習慣病を食生活から考える
         滋賀県立大学看護短期大学教授 藤田きみゑ
     2)肺癌について
      大阪総合医療センター・呼吸器科部長 根来俊一
●第十八回:平成11年4月3日
     1)喘息治療にピークフローが必要か
         大阪府立羽曳野病院小児科医長 土居 悟
     2)気管支喘息Q&A
          昭和大学医学部第1内科教授 足立 満
●第十九回:平成11年10月30日
     1)職業喘息について
           国立療養所比良病院副院長 藤村直樹
     2)不眠症について
         大阪大学医学部健康体育部教授 杉田義郎

これまでの発表演題数は合計40題で、気管支喘息、アレルギーおよび呼吸器疾患が24題、その他の疾患が16題でした。私自身の講演が12題で、残り28題はそれぞれの専門家に講演を依頼しました。招聘する専門家の基準としては、大学あるいは基幹病院において、それぞれの領域で専門的に診療あるいは研究を実践されている先生方としました。勉強会そのものが貴重な記録であるため、第6回以降の勉強会は毎回プロの撮影所に依頼してビデオテープに収録し、ビデオライブラリーの作成と外来における患者指導にも利用しています。また現在、ビデオの視聴希望者に対しては、受付において自由に貸し出しを行っています。
平成11年の7月から診療所に隣接する「御堂筋アズマネットワーク談話室」を会員相互の親睦の場として利用していただくことが出来るようになりました。先日、会員の方々から談話室内においてもビデオテープの視聴が出来ればとのご要望があり、整理を急ぐつ もりであります。
宮武内科勉強会の運営ならびにプログラムについては、これからも患者の皆様のご意見を伺いながら、今まで以上に充実した会に育てて行きたいと考えております。次回は2000年(平成12年)4月頃に第20回記念として節目の勉強会を予定していますので、 皆様方のご意見を多数お寄せ下さい。
最後になりましたが、土曜休みにもかかわらず勉強会の設営ならびに進行にご協力いただいております製薬会社の方々に厚く御礼申し上げます。

ご協力いただきました製薬会社は以下の通りです。(順不同)
藤沢ファイソンズ、グラクソウエルカム、シェリング・プラウファイザー製薬、キッセイ製薬、エーザイ、武田薬品工業、ベーリンガー・インゲルハイム、小野薬品、ファルマシア・アップジョン、ノバルティス・ファーマ、住友製薬、アストラ・ジャパン、日研化学、東京田辺製薬


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